湖に咲く 一輪の薔薇

人の気も知らないなんて思っている時点であたしも相手の事を考えてない。



あたしも同類。


「恋華さん……この事、お父様には…………」

『ん〜、どうしよっかな〜』

「じゃあ、今日のここで食べた分タダでいいですから!」


『しょーがないなー』



「ありがとうございますっ!」
『んーん。いーよ』




あたしがあんな男に言う訳ない。小倉をクビにするとかそんな事しているなら、あたしは仁菜財閥を潰すし。


まぁ、そんな事容易にはできないけれど。










『ハァッ。疲れた』

拓巳「あれ……店長さん?」

『ん?あー、そう』


水樹「何話してきたのー?」

『脅し文句』


卓真「金が大好きな女はそうやって権力使うんだな」


『別にお金なんてどうでもいーし』


卓真「綺麗事言うな。金を一人締めしたいから、俺を追い出したんだろ」



まただ。
感情に流される。


『まーねっ。お金が好きって言って何が悪いの?あんたは関係ないじゃない。あなたは雀都財閥の人間でしょう』





卓真「ッチ」