湖に咲く 一輪の薔薇

レオナ「ねぇ、れーちゃん」

『ん?』


バイクの爆音で声を張り上げなきゃ聞こえないかと思ったけど、そうでもなくて、

密着しているから聞こえた。



レオナ「僕ね、一回だけれーちゃんに逢ったことあるんだ」

『……へ?』


レオナ「1ヶ月前くらいにね、海で遭ったんだ」


『……………』

レオナ「遭ったって言っても僕が見掛けたって言った方がいいかな?」



レオナ「その時ね、れーちゃん、泣いてた」



『っ!』


レオナ「何で?」