湖に咲く 一輪の薔薇

投げた後に我に帰って、すぐにその人に謝った。



『ご、ごごごめんなさい!大丈夫ですか?』



「ぜんぜーん、大丈夫よー♪」
なんて、ヨユーの顔をしてソファーに座って煙草を吸っている。









女の人。
ってことは、分かってた。



だから、背負い投げするために手をさわれた。


もし、抱き付いてきたのが男だったら、背負い投げなんかする暇もなく、体が震えて仕方がないだろう。









それより…………



『ね、ねぇ、この人誰?』




拓巳「あぁ。氷蝶の傘下。【二日蒼】(ふつかそう)の、総長。今さっきの挨拶には来てなかったからね。あ、ちなみに二日蒼はレディースだよ」





『へぇー。あれ?でも、倉庫に女は蝶妃以外入れないって、優弥いってたよね?』



前に、そんな事を言ってた気がするけど。