湖に咲く 一輪の薔薇

「ねぇねぇ!あれって、恋華様!?」

「え?……あ!そうだわ!恋華様だわ!」

「きゃー!恋華様ー!!」



うるさ。
はっきり言って 超迷惑。

『あら、おはよう。朝だから、ご近所迷惑よ?元気なのはいいけど、静かにね?』

人差し指を唇に押し当てて、明るく言い放った。



「はい!!」

おー、おー。
目がハートになってるよー。



あたしのどこがいーってのよ。分かんないわ、この学園の女子は。