アフター『クノイチ』



ある日


幸大とクノイチは木陰にいた。


「まったく、ネネさんも虎姫さんも、アマアマですね。」


「呼び方を変えたのか?」

「ネネさんが様と呼ぶな、と。


それよりも、幸大さんがアマアマです。


ハチミツに砂糖と、メープルとグラニュー糖と、最後にバニラエッセンスを入れたくらいにアマアマです。」

「甘いって言うか気持ち悪くなるだろ、それ。」


「ネネさんに至っては、強引ですよ。


と言うか幸大さんは欲望丸出しじゃないですか!


しかもネネさんとのラストは意味不明です。」



「見てたのかよ!」

「とにかく、アマアマですね。」


「しかし、今の状態もアマアマってやつだろ?」


クノイチは幸大があぐらをした足の上に頭を置いている。

いわゆる、あぐら版膝枕だ。


「こんなの大したことじゃないですよ。


ぷちあま

です。

片仮名にもなりません。」



「ほぅ。

それはハーレムとしてはよろしくないな。


皆に平等にアマアマじゃなきゃな。


どうすればアマアマになるんだ?」