もう1回微笑んでから、病室を後にした。



隣の萌愛は顔を赤くしてあたしを見てる。



「太一と・・・両想いじゃん」

「だね・・・」

「おめでと!」



萌愛に軽く祝福されて家についた。



太一・・・。



大好き。



そう素直に思えたのは、きっと太一の甘いキスのせい。







それから一ヶ月半・・・。



「完治!!」

「本当に治したの!?」

「愛だ愛」



愛の力はすごいもんだ。



「という事で一之瀬 璃歌さん」

「はい!?」

「付き合ってください」

「はい・・・」



こうしてあたしと太一は晴れて恋人同士になった。



「好き?」

「好き」

「あたしも好き」




これからも大好きだよ。太一!


END