長い外廊下のドアが開く音がした。 誰だろう、と思い携帯を見るとまだ七時十五分だった。 あたしは外廊下のちょうど真ん中辺りにいる。 そこに現われたのは、黒髪の短髪でツンツンに立っていて、綺麗な二重の目をしている男の子だった。 その男の子は、制服ではなく短パンにTシャツだった。 部活動の人かな? でも何でここに… あたしは気にせず外廊下に肘を付いて外を眺めた。