「・・紗由里【サユリ】?」


同じクラスの篠塚 紗由里【シノヅカ サユリ】


だった。  因みに、


彼女だったりもする。


「うん、紗由里だよー。 遼汰君、
いっつも学校来るの早いでしょ? だから、
あたしも早く来たっ」


「そっか。 じゃあ今、もの凄い眠いだろ?」


「うん・・ 目閉じたら、直ぐ寝れるよー」


「授業中に寝たら、先生に言わさせて貰います」


「えぇえっ、がーん・・」


そんな会話をしながら、一年の教室に着いた。