あたしたち6人は部屋の中へ移動した。



「で?具体的には何をするんだ?」


「せっかく女の子がいるんだし未那とデートでもしてきたら?」


「遥斗、それは亮にレベルが高すぎるよ。亮は本当の女嫌いなんだ」


「ふうん」



遥斗はパクリとアイスを口に運んだ。



「ていうかそれあたしの‥」


「あ、そうなの?ゴチ」


「‥‥‥」



「とりあえず未那、亮の手握ってみろ」


「「「え!?」」」


反応したのは3人。


あたしと原田くんと雪くんだ。




「なんで雪が反応すんの?」


パクパクとアイスを食べる遥斗がムカつく。


「い、いや‥別に」


「‥ふうん」