「それは、娘の力が妃の魔法を弾いていたのじゃ。だから、見つからなかった。あまりに、強い力だからじゃ。」



婆やが続ける。



「しかし、これで、やっと謎が解けたのう。さっきの占いでは、実は、若者四人が世界を救う、とあったのじゃ。しかし、三人しかおらんではないか、占いは失敗かのう、そう思っていたところで、お主が現れた。」




な、なんだそら。


それって、まさか、まさかっっ





「お主も、姫様達とともに、旅にでるのじゃ!」





な、何ですと―――!?







変わらない日々が、今日、終わる――!?