次の日。


昨夜は色々考えすぎて寝るのが遅くなったがために、起きるのまでも遅くなり、時計を見るとすでに昼過ぎをさしていた。

使わない脳みそ使いすぎて頭痛いや……。


あーあ。

今日も何にもやる気しないなぁ。


なんて思っていたら――。


「露ちゃーん!お客様よー」

「はーいっ」


部屋の外から圭ちゃんに呼ばれて、パジャマから部屋着に着替えると、玄関へと向かった。


「部屋に通すって言ったんだけど、玄関でいいって言われちゃって。
かっこいい男の子だったよ!露ちゃんの新しい彼氏?」

「は?
私、彼氏なんていないもん」


ちょっと前はいたけど、私が怒らせちゃったからもう口もきいてもらえない思う。

そう思うと自然と深いため息が出てきた。


てゆーか、一体誰が来たの?

私にかっこいい友達なんていたっけ?


霧様だったら圭ちゃんも知ってるし。

もしかして、神くんとか……?


不思議に思いながらも、玄関の扉を開ける。

そして外にいた人物が誰かを確認すると、私は自分の目を疑ってしまった。


えっ!?

だって、ありえないよね?