『strawberry milk』から、そのまま家に向かって歩く。


その間に色んなことが頭の中を駆け巡る。


聖ちゃんのこと、霧様のこと……。


神くんにちゃんと話そうって決めたけど。

ちゃんと話を聞いてくれるのかな?

また無理難題を吹っかけられたりしないかな?


ううん!

それでも、私はもう神くんには負けたりしない。

神くんが何をしても、霧様は……。


そう意気込みながら歩いていると、いつの間にか目に前には自分の家が……。

あ、もうこんなところまで来てたんだ。


って、あれ?

家の前に誰かいる。


聖ちゃん?

違う。
あれは……。


「神くん……」

「こんにちは、露」


なんで……?

なんで神くんがうちに?