「なぁ、なぁ、なぁ!! さっきのナツのすこーし笑った顔見たぁか!?」 車の中でいつもに増して無駄にテンションが高い慧が言った。 「あ―――!!俺も見た!さっきのナツ可愛かった――!!」 慧につられて梨斗も目をキラキラさせながら言う。 「あれ、ず―――――――――――――――っとしといてほしいなぁ〜」 そんな2人を置いといて俺は窓に映った自分を見てた。 ――ナツ……か。