それからあたしたちは車に乗って“居場所”に向かった。 「よっしゃ!!着いたでぇ!!」 金髪はいまだにハイテンションだ。 暴走族だから、倉庫かと思ったがどうやら違うようだ。 というか、かなり違った。 黒髪が教えてくれた“居場所”はどこでもありそうな大きい家だった。