「あ、アンタが綾瀬ナツ?」 …………こんなところに女がいた。 あたしは頷く。 すると、 女は「アタシは引地涼だから。リョウでいいよ」 と言ってあたしが座っていたソファの隣にすわった。 「……これから何をするんだ?」 「あぁ、そっか。アンタ初めてだから分かんないか。 毎年やってんのよ。 人数少ないけどトーナメント戦で喧嘩。 あと、全員参加よ?男女関係なくね?」