『けい...と?ごめん...ね?』

「杏!!!!!杏!!!!ごめんとか言うなよ!!なぁ、」



慶仁

慶仁の声はちゃんと聞こえたよ。

慶仁

慶仁の愛はちゃんと私に届いたよ。

慶仁


「杏、旭の分も生きるんだろ???あの約束はどうしたんだよ!!」


あの約束

果たすことはできない。

もう私は無力なんだ。

あの約束だって叶えられるんなら...




私は瞳を閉じて、耳を澄ませた。

私の耳にはもうあなたの声しか入らない。



   慶仁へ

慶仁、本当に酷い人だったよね。

なんで私好きになったのかな??

なーーんて。本当に好きだったんだから。

もしかして泣いてる??泣き虫はもてないぞーーー((笑

              ありがとう。
            
            あなたの愛しの人より





神様、できることならもう一度。



私たちが輝いていたあの日々をもう一度。


くれることは、できませんか?





神様、恋をください。