続・アイドルまっしぐら!!

「光樹。里奈ちゃんのところに、叔母さんにもらったおまんじゅう持ってって」



「……今から?」




「当たり前でしょ?はい。行ってきて!」




今日、叔母さんが置いていった二箱のまんじゅう。




里奈が昔から大好きなまんじゅうで、



母さんは、何の気なしに俺に持ってけって言ったんだろうけど……




気まずいなぁ……




いや、何となく気まずいのは俺だけか……。




まさか、良介があそこまでするとは思わなかったし。



……でも、2人が元の鞘に収まってよかった。




そう、自分の心に言い聞かせた。




「こんばんはー。」




そう言って里奈の家に入ると、玄関にいつもこの時間にはない革靴と、見慣れたおしゃれなスニーカーが並んでいた。




「はーい。あっ、光樹!」



リビングから出てきた里奈は、幸せそうな笑みを浮かべている。



「なぁ、おじさんいるのか?」




「うん。何か仕事が早く終わったんだって。」




「ふーん……。」




おじさんがいて、良介がいる。




今、奥のリビングで何が起きたかは何となく想像がついた。