―――…って… 「そんなのに引っ掛かるわけ無いでしょー!」 そう叫んで龍を強く押し退ける。 あっぶない! 龍の手に引っ掛かるところだった! 興奮したあまり、 はぁっ、はぁっ、 と肩で息をする。 龍はそんな私の様子を見て 「顔、真っ赤やし。」 とケタケタと笑う。