まぁ、言っても煩くなるだけだろうから言わないけど。




「…はぁ。分かった。じゃぁ、その時間までに前行った所に行けばぃぃんでしょ。」



「何や、ため息なんかついてたら幸せ逃げるで。」



明らかにお前がため息の原因だけどな。



「うん。まぁ、お前がため息の原因だから。塚、もう切るわ。」



やれやれ。と頭を左右に小さく振って電源ボタンに指を置く。



「あ!ちょっと待っ「また明日。」」




――ブチッ――




あー、煩かった。



どうしよう。

明日龍に逢ったら飛び蹴りするかもしれない。



でも、これだけは明日逢ったら言ってやりたい。




"お前、可哀想な程煩いね。お陰でどうやったら私が犯人ってバレないように殺せるのか。って事ばかり考えてなかなか眠れなかったよ。"




そう言って冷たい目で見下してやる。