「やっ!」
球はストレート。しかしその速さは部長をも追い抜く。
しかし彼の眼は真っ直ぐ球を捉えていた。
彼が動く。
そして―
カッキーン!
…ホームランを、打たれてしまった。
「…ウソ?」
わたしは呆然と球の行方を見た。
ああ…コレが部長の味わった気持ち。
さっさすがにプライドが…。
「よっしゃ!」
あっ、でも彼は喜んでいる。
そりゃそうだよね。
部員達の間では『無敗の女王』とまで言われたわたしに、勝てたんだから。
…もしかして、自信をつける為に彼は勝負を挑んできたんだろうか?
誰も勝つことができなかったわたしに勝てば、かなりの自信がつく。
その為に、今まで練習に誘ってこなかったのかな?
その可能性は…かなり、ある。
「おっおめでとう」
プライドにヒビが入るのを感じながら、わたしは固まった笑みを浮かべた。
「ああ、勝てた!」
彼はバットを投げ捨て、わたしの元へ駆けつけた。
「なっなあ、1つ言うこと聞いてくれるんだよな?」
「えっええ、わたしにできることなら…」
練習メニューを変えることとかは、顧問や部長に相談しなきゃいけないけど…。
一日ぐらい休むことや、お弁当メニューを彼好みに帰ることぐらいなら、わたしでもできることだ。
球はストレート。しかしその速さは部長をも追い抜く。
しかし彼の眼は真っ直ぐ球を捉えていた。
彼が動く。
そして―
カッキーン!
…ホームランを、打たれてしまった。
「…ウソ?」
わたしは呆然と球の行方を見た。
ああ…コレが部長の味わった気持ち。
さっさすがにプライドが…。
「よっしゃ!」
あっ、でも彼は喜んでいる。
そりゃそうだよね。
部員達の間では『無敗の女王』とまで言われたわたしに、勝てたんだから。
…もしかして、自信をつける為に彼は勝負を挑んできたんだろうか?
誰も勝つことができなかったわたしに勝てば、かなりの自信がつく。
その為に、今まで練習に誘ってこなかったのかな?
その可能性は…かなり、ある。
「おっおめでとう」
プライドにヒビが入るのを感じながら、わたしは固まった笑みを浮かべた。
「ああ、勝てた!」
彼はバットを投げ捨て、わたしの元へ駆けつけた。
「なっなあ、1つ言うこと聞いてくれるんだよな?」
「えっええ、わたしにできることなら…」
練習メニューを変えることとかは、顧問や部長に相談しなきゃいけないけど…。
一日ぐらい休むことや、お弁当メニューを彼好みに帰ることぐらいなら、わたしでもできることだ。

