なんとなく、外に出て桜の木の下までやってきた。 幹に背を預ける形でそこに座る。 悩みがあるとついここに来てしまう。 勉強しなきゃいけないのはわかっているけれど、しばらくなにも考えずにボーッとしていたかった。 目を閉じるとサラサラと葉を揺らす音に包まれる。 「ーーここにいたの。」