…まあいいや あんなネジの外れたバカヤロウは 放っておくに限る あたしの脳は睡眠を欲していて 既に思考停止状態にあった。 …そういえば昨日は 中学ん時の先輩と 朝まで飲み歩いてたから ろくに寝てないんだっけ。 ちょっと寝よう そう思い、 コンクリートの床の上に 仰向けで寝転がって 四肢を大の字に 思いっきり伸ばし 目を閉じた。 ちょうど天気もよく うとうととまどろみかけた あたしを 現実世界に引き戻したのは …やはりあの男の声だった