「葵!」 ペシッ 「ふぇっ!?」 成は急に、あたしの左右の頬っぺたを両手で挟んだ。 あたしの口は、タコみたいになってる。 「葵が楽しんでねぇと、あたしも楽しくねえぜ!」 成は少し怒った顔でそう言った。 「そうよ。 葵が暗い顔してたら、心配で楽しめないわ。」 梨々香も成に続いてそう言った。 成… 梨々香… 「そうだよね! うん、ごめんね二人とも!」 せっかくの修学旅行だもん。 高校生活で一度しかない修学旅行。 暗い顔してたらもったいないよね!