―――――――…



ガチャッ


「ただいまー。兄さん!」


「おかえり。」



玄関のドアを開けると、
あたしソックリな兄さんの姿と




「兄さん、……今日は誰の生首を持ち帰ったの?」




鼻にツンとくる
生臭い血の臭い。



兄さんはニッコリと笑って答えた。




「ん?あぁ、あの美人政治家。」


「そっかー。」





そう。

あたし達は


【生首コレクター】とでも言っておこうか。