自分がどうなるのか、検討もつかねぇよ…。



「クロ…」

「ん~?」

「俺が間違ったら止めてくれよ?暴走したら…なにするかわかんねぇかも…」

「ははっ、一報くれたら止めてやるよ」



正直、ちーを傷つけそうだ。



檻の中に入ってないちーを無理矢理閉じこめてしまいそう…。



一生出ないようにカギをかけて…。



ダメだろ~、そんなことしちゃ…。



「恋ってやっぱするもんじゃねぇわ…」

「俺も誰かひとりに絞ろうかな~」

「クロが?やめとけ、だりぃぞ」

「お前が言うなよ。ってかテツは?」



家に帰ったらちーとはふたりになれないから…。



今のうちにイチャっとくか。



「どこいんの?」

「授業出てるよ」

「珍しい~。今から行く」

「うちのクラス?」

「ん、すぐ行く」



授業中にケータイに出るなんて当たり前だから不思議ではない。



クラスなんて決まってるようでないようなもん。



「クロってちーと同じクラスだったよな?」

「ん~、俺寝る~…」



ちーんとこ行こう。