傷×恋=幸

トンッと押されたカラダはベッドの上に。



座るあたしを見下ろす風都。



絶対ヤバい…。



「室長って誰だよ」

「上司…です…」

「マジで浮気したか」

「してないっ!!口説かれただけ!!」

「口説かれるような雰囲気になったわけ」

「いいわけさせて!!」

「問答無用」



殴られる!?



そう思って目をつぶると、風都の手はあたしの頬を優しく包んだ。



恐る恐る目を開けると泣きそうな風都の顔…。



「付き合いとか、そんなもんだろ?」

「うん…」

「その言葉にウソは?」

「ない…です…」

「信じる」



ウソみたい…。



風都があたしの言葉を信じた…。



嬉しすぎて涙が溢れちゃう。



「なんでっ…信じるの?」

「離れて気づくこともあるってこと」

「大人になったね…」

「そりゃあ俺だってハタチ超えたからな」

「へへっ…」

「とにかく…食わせてもらうけど覚悟は?」



できてるよ。