傷×恋=幸

やっと笑顔に戻れた気がした。



バイトはまだ続けてるちーの休みは俺って予定を入れるんだ。



友達はそれなりに出来たと言ってて少し安心…。



「風都…?あの…」

「なんだよ」

「ベッド…あるけど…」

「発情期かよ」

「風都が足りないのぉ…」



カラダを重ねれば俺とちーの心は少し安定する。



だからちーが誘ってきたりするんだ。



快楽よりももっと大事なモノを求めるための行為。



最近はそんなふうに考えるようになった。



一緒に風呂に入ってベッドの上。



「風都…」

「なに泣いてんだよ」

「あたしっ…絶対離れたくない…」

「ん、離れねぇよ。だから泣くな…」



俺のちーだ。



離さないから…。



安心して俺のとこにいればいい。



「ちー?」

「んっ…?」

「すげー好き…」



いつまでも抱き合っていたいと思った。



好きが溢れすぎて言葉にできない。



会えない時間より、会えた時の時間を大事にしよう…。