傷×恋=幸

せめて母親がいれば安心だろうと思い、肌寒い夜を公園のトイレで過ごした。



朝になり、母が帰る時間。



恐る恐る家のドアを開けたら、そこにいたのは母親とあの男。



「どこでなにしてたの?」

「あたしっ…」

「母親の彼氏誘惑して楽しかった?」

「そんなことしてないっ!!」

「来なさい」



母も相当お酒の匂いがした。



髪を掴まれて自分の部屋に放り投げるように突き飛ばされて。



左側から襲ってきた平手。



パチンッといい音がして、ジンジン痛み出して。



次にお腹を蹴られて吐きそうになった。



だけど何も食べてないから吐くものもない。



苦しいっ、痛いっ…。



「誰のおかげで生きられてると思ってるの!?」

「ごめっ…なさいっ!!」

「あんたの顔見てるだけでムカつくのよ…。お金ならあげるから出てってくれない?」



さんざん殴られた後、あたしは実の母親にゴミみたいに捨てられた。



学費だけは払うから帰って来るなと…。