僕はココにいるよ。

「そう……」






気がつくと女の人は消え、僕はぎゅうぎゅうの袋の中に居た。





今のは、夢だったのかなぁ。









僕の顔に、冷たい感触が走った。







これは何だろう。










頬に伝った雫は、時間をかけてゴミにしみた。


ぽたぽたと落ちる雫。








僕は、泣いているんだ。





僕は悲しくて泣いているんだ。