猫。.:*:・゜.:*:・゜



しとしと、雨が降る

雨が騒がしく耳に響く




水が嫌い




もう何もかも




嫌い





お腹も減った

喉も乾ききっている


このまま私は死ぬのかな




ふと足音が雨音に混じって聴こえる

…人、?


女の人かな

男の人かな

---どうでもいいや。





やって来たのは

とても綺麗な男の人だった


漆黒の闇をも溶かしてしまいそうな瞳

引き締まった綺麗な体

サラッと揺れるウルフカットの髪

女の人にも見える中性的な顔立ち



綺麗



女の私よりも数倍綺麗だと

そう思った










多分

このときから

私は貴方に恋をしてたんだ