しとしと、雨が降る 雨が騒がしく耳に響く 水が嫌い もう何もかも 嫌い お腹も減った 喉も乾ききっている このまま私は死ぬのかな ふと足音が雨音に混じって聴こえる …人、? 女の人かな 男の人かな ---どうでもいいや。 やって来たのは とても綺麗な男の人だった 漆黒の闇をも溶かしてしまいそうな瞳 引き締まった綺麗な体 サラッと揺れるウルフカットの髪 女の人にも見える中性的な顔立ち 綺麗 女の私よりも数倍綺麗だと そう思った 多分 このときから 私は貴方に恋をしてたんだ