猫。.:*:・゜.:*:・゜



「おにいさん、拾ってくれる…?」



傘の中に入った少女は俺の顔を見た

身長の差もある為自然に上目遣いになっていて

こんな小さな女の子に俺の心は動かされる




「…取り合えず、ね」

俺は少女に手を差し伸べた

すると少女は

「…!…ありがとう、おにいさん」

柔らかく微笑んだ








可愛くてつい、見惚れてしまって







きっと、単純な俺は

どうしても、ほっておけないだろう