そんな気持ちは取り合えず置いて置こう
気のせい、だと思うから
そう言えば、
まだ名前聞いてなかったな…
すると、おにいさんは
「…俺、花橋椿(はなばし つばき)、君は?」
自ら名前を教えてくれた
椿
この人にピッタリの名前
「…椿、いい名前!!」
そう言って私は微笑んだ
「私は、…真白、真白」
真白
ただの真白
「真白、良い名前だな?」
目を少し細めはにかむ椿
思わず目が奪われる
私の名前を
良い名前だといってくれた
その事に凄く胸がきゅうって締め付けられました
顔が真っ赤になってしまう事が自分でも分かった
君の笑顔が余りにも格好良くて
溶けてしまいそうだったんだもん
これが私達のはじまり
金曜日の夜
椿
貴方に逢えて良かった