彼の自宅らしい所に着いた

彼の部屋は黒で纏められたシンプルなもので

この人らしいな、何て思った

部屋に入った彼は私を呼び


ふわふわのタオルで私を包んだ


「…わ…温かいや」

私は思わず頬を綻ばせてタオルに頬を摺り寄せた

ふと、彼を見ると

顔が真っ赤になってた



頭の中には疑問符が浮かぶ

もしかして風邪引いた…?


私は自分の所為だと思ってタオルに包まったまま

彼に抱き付く

温めようと思ったから

すると彼は焦って私を離した





なんとなく

気のせいだと思うけど

寂しい気が一瞬したんだ