「す・・すいませんっ!! わざとじゃなくって・・・」

え?何この小っせぇの。

「あのぉ~・・・?」

「あ。わりぃわりぃ・・で、どうしたの??」
アブねぇ・・素のまんま対応しそうだった。

「あの、ぶつかっちゃったから・・・。ごめんなさいっ」

「大丈夫だよ?君は大丈夫?」
「あ、はい。ほんと、ごめんなさいっ」
「あはは!名前とクラスは?」
「あ、あのっ・・もしかしてなんか代償とか?」
「え?違うよ、あまりにも可愛いからさ、ナンパかな?」
「あわわわわっ!1の3 近藤蜜柑っでしっっ!!失礼しましたっ!!」

バタバタバタ・・・

俺はこのとき、変な気持ちになってた。
俺のキャラは誰にでも可愛いって言うキャラだ。
だからこのちびにも言う。
だけど、なんか違う。そんな気がしてた。

中学校生活の中でずっと 近藤蜜柑 のことを気にしてばかりだった。
よく聞いたら、雄介の隣ん家で幼なじみだとか。
じゃあ、雄介のこと好きなのかな。それとも・・・?
俺ってこんなキャラじゃねぇよな・・・。


そして、高校入学。
アイツに出会った。
それも、俺の前で転けやがった。