私は、田井中 りな。
今日から、高校に入って初めての夏休みです。

ところが・・・。
実は先日、
担任の黒沢 瑛から
「お前この成績どうおもう?」
「んと、成績下がったなぁ・・と」
「お前、期末テスト何位だったと思う?」
「80人中79位ですけど・・・。別にいいんじゃないんですか?」
「いけないだろ!お前夏休み学校な!」
「えぇっ!出るんですかぁ?」

とまぁこんなかんじで今日は学校にいかなければなりません。


話が変わってしまいますが、黒沢はファンクラブができるほどモテるといううわさが!
でも、私は黒沢のどこがいいのかがわかりません
ただの無愛想な、牙ライオンとしか思えないのです。
皆は、
「瑛せんせーい牙がかっこぃぃっ!」とか言ってるけど、
私にはライオンにしか見えません。

では、私は学校に行こうと思います。

ガラッ!

「おっ!田井中来たのか。よしじゃあやるか」
「はい。何の教科からやるんですか?」
「お前は数学が一番悪かっただろ?」
「まぁ、はい」
「んじゃあ1次不等式から」
とまぁ、こんなかんじでときが過ぎていき・・・。

最後の問題が終わると・・・
牙ライオン(←黒沢のことです
に言われました
「意外とできるじゃないか。この調子で頑張れよメガネザル」
メガネザルってどういうことでしょうか?
メガネ私かけてませんけど・・・。
「お前に言われたくないやいっ!この牙ライオン!」
言った後に私は、はっとしました。
言ってしまった・・・・・・。
「き・・・ば牙ら・・・い・・おんっ!?」
「あっ!本当にごめんなさいっ!」
そういって私は教室を出て行ってしまいました。