亮「そしたら紗季が俺に無理矢理キスしてきた…
信じられないかもしれないけど、これが事実なんだ」


香菜「な、なんっで…隠して…たのっ……ひっく」


亮「あのとき………俺は紗季が元カノって知っただけで、香菜は電話にも出てくれなくなったのかと思ってた…

これ以上香菜とごたごたしたくなかった…
どうせこれからも俺は紗季のこと好きになったりしない………
それならなかったことにしようと思ったんだ」



これが俺の本当の気持ち


俺にとってあのキスは何の意味もないものだった…


香菜が抱えてることなんか、考えもしないで

記憶から消そうとしてた





俺にとっては、香菜と連絡が取れないことの方が大問題だったから

すぐに解決したかったんだ………






自分勝手だった



香菜の涙なんか見たくない…………