本当に偶然、亮のクラスの前を通ったんだ



最悪の光景だった



あたしはすぐにその場を離れた



夢だと思いたかった



部活どころじゃなくなって…

七海に電話した



あたしの話を聞いた七海は、美咲と一緒に家まできてくれた



ずっと泣きっぱなしのあたしの話を聞いてくれてた



そのとき



亮からメールが届いた


七海「何て書いてあるの?」


怖くて自分でメールを開けられない


香菜「お願い…先に見て……」


美咲「いいの?見るよ?」








『部活お疲れ〜(^O^)/』


そこにはいつも通りの文章があった



…………亮はあたしが見てたことを知らない


それでも……このメールは胸に刺さる





七海「放課後何してたか聞いてみたら?
やましいことがないなら話してくれると思うよっ」


その言葉の通りメールを送った









『今日は学校終わってすぐバイトだった!疲れた〜』