カチッ 香菜「………14日になったね……亮…誕生日おめでとう」 あたしは用意していたプレゼントを渡した 亮「……開けていい?」 うなずいてこたえた あたしが用意したのは 小さな箱に入った 腕時計 亮にすごく似合う黒 時間が止められないこと… まして、戻すことも… できないってことは あたしにだってわかってる… だったら…… ずっと一緒の時間を過ごしたい… 亮がこの時計を見ながら あたしと待ち合わせしたり… この時計を見ながら あたしを思い出してくれたら… って考えるの…