<亮の心>
香菜が心配
コンビニのまぶしすぎるライトをただ見つめながら
長い長い時間がたつのを待っている俺
香菜が心配
でも俺が関わっちゃいけねぇような気がするんだ…
あの二人は
想いが届くことはなかったけど
確かに両想いだった……
これは香菜が一番わかっている事実
アイツにそれを話すのか…?
それも香菜の自由…
香菜が心配
俺は弱い
一人でいるのは嫌だ
時間が長く感じるから…
いろいろ考えてしまうから………
そんなとき…目の前を歩く人がいた
ん?あれ?
見覚えのあるその人は間違いなくアイツ…
…………憂



