亮「………そっか」
低い声でつぶやいた
亮の一言一言にドキリとする
亮「……で?………香菜は何て答えたんだ…?」
香菜「……何も言ってない。
……憂が急に言うから、びっくりしてたの……そしたらすぐにいなくなっちゃった」
あたしはもう何も隠すつもりはない
亮「……どうすんの?」
香菜「はっきり断るよ!!亮が好きだって言う!!当たり前だよっ」
…亮の顔に少し笑顔が戻った
亮「……ありがとう!!」
あたしの髪をくしゃくしゃってして、優しく抱きしめてくれた
香菜「亮……ごめんね」
亮「……何が?」
香菜「………ごめん…」
亮「………香菜が謝ることじゃないだろっ
……約束守ってくれただけで俺はうれしいから…」
約束のこと…忘れかけててごめんね
こんな優しい亮を
裏切らなくてよかった
自分勝手でごめん