<亮の心>




魚見てはしゃぐ香菜ちゃんかわいすぎる!!!



………俺そういうのやばいっ


しかも理由つけて手繋いでしまった〜


嫌がって……ないかな………



今更不安。



バカな俺。







『ママ〜っ
え〜〜〜んえ〜ん』


気付くと近くで小さな女の子が泣いてた


迷子センターとか連れてくべきか!?

俺が考えてる隙に



香菜ちゃんが近寄っていった


香菜「どーしたの〜?
よしよし〜泣かないのよ〜」


『ひっく…ひっく……』


香菜「お名前は〜?」


『ひっく…か…なっ』


香菜「え?かなちゃん?
嘘〜お姉ちゃんと同じ名前だあ〜」


『ほんっと?…ひっく』


香菜「本当よ〜…よし!!
香菜お姉ちゃんが、かなちゃんのママさがしてあげるっ」


『ありがとおーっ』


いきなり笑顔になる女の子


香菜ちゃんすげーな






やばいっ


俺今かなりドキドキしてる





香菜「亮く〜んっ
この子連れて行ってもいい?」


ぼーっとしてた俺は我に返った


亮「あっも、もちろん!!」


迷子センターに連れて行く間ずっと香菜ちゃんは、
女の子が寂しくないように話しかけてた




迷子センターに近付くと


『あっママだあ』


女の子の母親が先に来ていた



そして何度も俺たちに礼を言って、仲良く去って行った





香菜「見つかってよかったね〜」


香菜ちゃんの笑顔にまたドキッとする




俺…………


香菜ちゃんに完璧惚れてる…