俺は急いでメールを開いた



なぜか…

いい予感がしたんだ




香菜「りょ、亮?」


心配そうな声をだす香菜に、俺は


携帯の画面を見せた




『亮ちゃんへ
急だけど、おばあちゃん家に行ってきます。
明日には帰るよ。
       パパ、ママより』




亮「うち…泊まる?」


香菜「へっ!?」


亮「兄貴も今日帰らねぇし……嫌じゃなかったら…だけど」


香菜「………うん♪」


うれしそうな香菜の手を引き、俺の家に向かう


今の俺らには運まで味方なのか?





香菜「夜ご飯の買い物行く?」


亮「あ〜そうだな!!何か食って帰ってもいいけど?」


香菜「え〜っ…二人でなんか作りたいっ」


香菜の何だかうれしい提案に、心があたたかくなる