約束の日は
朝から落ち着かなかった。



『いよいよ今日だね。
俺、帰ったらメールするから。
あと、ダメになったら教えて』



『うん。分かった』



いつもは、ゆっくりやる家事も
テキパキとこなした。



早く夜になって欲しいような
夜が来なきゃいいような
複雑な心境でいた。



あまりソワソワしたらダメ!
至って普通に...



そして時間は
あっという間に
過ぎていった。