戻ってきた彼は、
スナック菓子と飲み物を持っていた。

……やっぱり牛乳なのか。


「まだ身長伸ばす気?」

「もう少しないと安心できない」

……それは、僕との身長差の事だろうか。
僕としては、あまり作って欲しくない。


そんな事を考えながら、牛乳を飲む。

……僕にも飲ませてたら意味無くないか?
別に飲んだからって伸びる訳じゃ無いけど


「……なんかえろい」

彼が呟いた。

僕は吹いた。


「さらにヤバい!」

「だから飲み食いしてる時に
 変な事言うのやめてってば!」


口の周りについた液体をティッシュで拭う

……服には零さなかったみたいだ。
布に牛乳は大変な事態になるから助かった

零れたとしても、すぐに洗えばいいか。


最近妄想が酷くなった彼は、
なにやら悶えている。


その隙に僕は残りの牛乳を飲み干した。