私の恋and事件簿♥

山下さんは私の隣に座ると、ギュッと抱き締めて来る。



「ちょっと、からかった(笑)」



…うぅ゛;;

SだS!!

殴りたいけど…好きな人は殴れないらしい私。

…Mだ;;



「山下さん…私を帰らせない?」



「帰らせない」



小さい頃、休みの日に抱っこしてくれた父親の腕の中が大好きだった。

温かくて、愛を感じる場所。

そこに、似てる。



「山下さん…」



「ん?」



「大好きです…」



やっぱり、一目惚れだよ。



「初めて会った日から…大好きです…」



山下さんを助けたかった気持ちがわかる。

私が“消防士”だったからじゃない。

貴方が、大好きだったから。