山下さんは、「朝、ちゃんと行くから頑張れよ」と、私の帽子のツバをわざと下げて去って行く。
「朝!?」と、驚いて騒ぐ兄貴を残し、私は署長の指示で、水圧を上げる。
炎の勢いは衰えない。
「署長!左隣の家に引火してます!!」
馬場さんが叫ぶ。
左側の民家に引火をし、応援をまた要請する事態に。
ーーバン…ッ
爆発も続き、結果、避難をお願いしてた火元の家の両隣2件を焼き、鎮火するには時間がかかった。
山火事と変わらない11時間位で、鎮火確認が済んだ朝の7時半。
住人は助け出したものの、足に大きな火傷をしていた――…。
「朝!?」と、驚いて騒ぐ兄貴を残し、私は署長の指示で、水圧を上げる。
炎の勢いは衰えない。
「署長!左隣の家に引火してます!!」
馬場さんが叫ぶ。
左側の民家に引火をし、応援をまた要請する事態に。
ーーバン…ッ
爆発も続き、結果、避難をお願いしてた火元の家の両隣2件を焼き、鎮火するには時間がかかった。
山火事と変わらない11時間位で、鎮火確認が済んだ朝の7時半。
住人は助け出したものの、足に大きな火傷をしていた――…。

