私の恋and事件簿♥

「上手いですね。こんなにデカイ消防車を簡単に動かすなんて」



消防車から降り、応援部隊が車から飛び降りて準備してるところを見てたら、誘導してくれた警察官に絡まれた。



「そうでもないですよ」



私は軽くあしらい、離れるつもりだった。



「いや、素晴らしいですよ」



なのに、ついて来る。

…意味わからないんだけど。



「今度は火事じゃない時に、お会いしたいですね!」



…あ、口説かれてるんだ。

不謹慎。

いや、警察官に向いてない。



「え?え、何っ!?;;」



私は胸倉を掴み、“KEEP OUT・立ち入り禁止”と書かれたテープが貼られた場所まで連れてった。