私の恋and事件簿♥

消防車を停めてから、私は上着を脱いだら、報告書よりも先に一服する事にした。

帽子を脱ぎ、ベルトに引っ掛けてしゃがんでると、指揮車が戻って来た。



「……何で?;;」



しかし、初めてながら、狭いスペースにちゃんと駐車した、運転席の山下さんに唖然とした。

署長は助手席で寝てるし…どうなってるの?



「山下さん…?」



私は立ち上がりながら声を掛けた。

山下さんは「署長失格だろ?」と、まだ助手席で寝てる自身の父親を呆れて見ながら、降りて来た。



「仕事、大丈夫なんですか?」



「先輩が居れば問題ない」



山下さんは煙草を取り出すが、ライターを忘れたのか、スーツのポケットに手を突っ込んでる。