私の恋and事件簿♥

山下さんが見守る中、私は詰所に戻る為に、消防車のエンジンをかけた。



「第一小隊、署に戻りま……」



アクセルを踏み込み、バックしようとしたのに、署長がドアを叩いた。

私はギアをパーキングにし、サイドブレーキを引き、窓を開けた。



「何ですか、署長」



「うん。俺も乗りたくて」



「指揮車に乗って下さいよ;;」



いきなり、署長は何を言い出すんだろうか。

私は「指揮車でお願いします!」と声を掛け、窓を閉めた。

署長と山下さんが話してるのを横目にギアチェンジをし、今度こそ発信。