私の恋and事件簿♥

山下さんは「ん」とだけ答えて、顔を逸らした。



「どうかしたんですか?」



「いや。火傷、痛んでねぇかな…って;;」



「へ…っ?!;;」



山下さんが少し頬を赤らめて言うからか、ドキッとしてしまった。

私は山下さんが見れず、下を向きながら、「大丈夫です…っ」と返した。



「そうか…」



「あのっ!」



「何だよ」



「私の心臓がドキドキしてるんですけど…」



「は?;;」



…あっ;;

私ったら、何を言ってるんだろうか。

山下さんを困らせるだけじゃん!

私は「何でもないです!;;」と叫び、運転席へと乗り込んだ。